ご自身の咬み合わせやお子様の咬み合わせが気になったことはありませんか? 「気になるけど、病気というわけではないし……」と放っておくと、心身にさまざまな影響を及ぼしてしまうことがあります。
悪い咬み合わせは……
- ブラッシングがしにくく虫歯や歯周病になりやすい
- 顎や顔全体がゆがんでしまい、表情にも影響が出る
- しっかり噛みくだけずに胃腸に負担がかかる
- 発音が不明瞭になる
- 見た目や発音などで、コンプレックスを抱えてしまう
などを引き起こします。このようなケースに陥らないためには、矯正治療で咬み合わせを整える必要があります。矯正治療は、自分の歯を根っこから本来あるべき位置に移動させて、咬み合わせを整える治療です(年齢や状態によって、治療方法や治療期間は異なります)。
もっとも一般的なマルチブラケット法(ブラケットという装置を動かしたい歯の表面に装着し、ワイヤーを通して歯列を整える方法)です。ブラケットには透明感のある素材でできているもの、セラミックでできているものがあり目立ちません。痛みが少なく、治療期間が短いのも特徴です。 | |
装置を歯の裏側につける矯正法です。装置を表に装着する場合に比べ費用が高い、装着初期は発音しにくいなどのデメリットがありますが、周囲から矯正していることが気づかれません。 | |
口の裏側につけるプラスチック製の床部分と、表側の歯を抑える金属線でつくられた装置を用いた矯正法です。床部分にバネやネジを埋め込むことで歯を移動します。乳歯列期や乳歯と永久歯の混合歯列期に用いたり、永久歯では補助矯正装置や後戻りを防ぐ装置として用いたりします。 | |
動かす歯を1~2本に限定した矯正法です。通常の矯正では一度にたくさんの歯を動かすため治療期間は長期にわたりますが、MTMの場合半年程度で完了します。また、歯を抜いたり削ったり……という負担も最小限に抑えられます。 | |
おもに、小さいお子様の反対咬合などの咬み合わせを整える矯正法です。お口まわりの筋肉の不調和を整え、正常な筋機能に導きます。就寝中にくわえるだけですので、小さいお子様でも負担が小さく済みます。個人差はありますが、数ヶ月~半年で改善します。 |